「LINE Notify」のサービス終了で困っていませんか?公式が推奨する代替方法について

ビジネスの場面でも多用されている LINE Notify(ラインノーティファイ)が2025年3月31日に終了すると発表。(重要:サービス提供終了のお知らせ

LINE Notify終了で困ったあなたへ!公式が推奨する代替方法とは?

この記事では、LINE Notifyのサービス終了に伴い、通知機能が停止する影響と、代替手段への移行方法について説明します。特に、LINE Notifyを利用して通知機能を運用していた方々に向けて、新たな代替手段であるLINE Messaging APIの紹介と、移行のステップを詳しく解説します。LINE Notify終了後もスムーズに通知機能を継続するための準備と対策をお伝えします。

LINE Notify終了で通知が届かなくなる!?重要なお知らせを逃すリスク!

LINE Notifyのサービス終了が発表され、これまで利用していた企業や個人には大きな影響が予想されます。
特に、システム監視や顧客対応にLINE Notifyを活用していた方々は、通知手段の見直しが必要です。リアルタイムで重要な通知を送っていた手段が使えなくなることで、サービス運営や顧客対応に支障をきたす可能性があります。

LINE Notifyとは

LINE Notify(ラインノーティファイ)は、LINEを通じてユーザーに通知を送ることができるサービスです。
特定のアプリやウェブサービスと連携し、メールやチャットで送られる通知をLINEに直接送ることができました。これにより、システムのエラーメッセージや新着情報、リマインダーなどをLINEで簡単に受け取ることができ、日常の業務や生活に便利に利用されていました。

LINE Notifyのサービス終了後

LINE Notifyが終了すると、これまでLINE Notifyを使って送っていた通知が届かなくなります。
自動で通知を送る機能が停止し、ユーザーには通知が届かなくなります。また、LINE Notifyを使ったシステムや連携も動かなくなるため、代わりにLINE Messaging APIなどを使う必要があります。もし何も対策をせずにサービス終了を迎えると、通知が完全に送信できなくなり、ユーザーとのコミュニケーションが途絶えてしまいます。こうした影響を避けるためにも、事前に対応しておくことが大切です。

LINEの通知を継続したい場合

LINE Notifyのサービス終了後、他の通知サービスやLINE APIを使った独自の通知システムを構築する必要があります。
「Messaging API」を使い、LINE Botを自作して通知を送る方法や、「Webhook」を活用し、アプリケーションやシステムからLINEに通知を送る方法があります。これによりLINEで通知を受け取ることができます。ただし、代替手段の導入には技術的な知識が必要で、設定や実装が難しい場合があります。事前に必要な技術を確認し、準備することが重要です。

Messaging APIでできること

Messaging APIはより高度で双方向なコミュニケーションが可能な代替手段です。

  • メッセージ送信
    LINE Notifyは一方向の通知に特化していますが、Messaging APIを使うと、ユーザーとの双方向のコミュニケーションが可能になります。例えば、ユーザーにメッセージを送るだけでなく、返信を受け取ったり、カスタマイズされたメッセージを送ることができます。
  • 複数のユーザーへの通知
    LINE Notifyでは、個別のLINEアカウントに通知を送ることができますが、Messaging APIではグループや複数のユーザーに一度に通知を送ることが可能です。これにより、より広範囲な通知が可能になります。
  • 高度な機能
    Messaging APIはリッチメッセージ(画像やボタン付きのメッセージ)を送ることができ、LINE Notifyではできない複雑な通知やカスタマイズが可能です。

通知を引き継げる!Messaging APIでスムーズに移行し、効率的なコミュニケーションを実現!

Messaging APIを導入することで、LINEでの通知機能を途切れさせることなくスムーズに引き継げます。リアルタイムでの通知が可能になり、ユーザーは重要な情報を即座に受け取ることができます。さらに、通知のカスタマイズや自動化を活用することで、より効率的で効果的なコミュニケーションが可能になります。これにより、ユーザーは便利で迅速な情報提供を受けられるため、サービスの信頼性と利便性が向上します。

Messaging APIの導入方法

ここからは、Messaging APIを使った通知の導入方法について説明いたします。これにより、通知機能をスムーズに移行し、LINEでの通知を引き続き利用できるようになります。次に、Messaging APIを導入するためのステップをご紹介いたしますので、順を追って確認していきましょう。

1. LINE Developersに登録

LINEのログイン画面画像

まず、LINE Developersにアクセスします。

LINEアカウントでログインします(LINEアカウントがない場合は、先に作成する必要があります)。
ログイン後、「コンソール」ページに移動し、新しいプロバイダーを作成します。プロバイダーはLINEアプリを管理する単位です。

2. LINE公式アカウントを作成

LINE公式アカウントを作成します。このアカウントは、Messaging APIを使うために必要です。
「LINE公式アカウント」の作成画面に進み、アカウント名、プロフィール、カテゴリなどの必要な情報を入力してアカウントを作成します。

LINE公式アカウントを作成するには、LINEビジネスIDへの登録が必要です。LINEビジネスIDには、LINEアカウントまたはメールアドレスを使用して登録できます。

3. LINE公式アカウントを確認する

作成されたLINE公式アカウントをLINE Official Account Manager (opens new window)で確認します。

LINE公式アカウントが作成されたことを確認したら、次の手順2に進みます。

4. LINE公式アカウントでMessaging APIを有効にする

LINE公式アカウントをMessaging APIと連携するには、LINE Official Account Manager (opens new window)でMessaging APIの利用を有効にします。(Messaging APIを利用する のボタンをクリック)これによりチャネルが作成されます。
作成する際に必要事項を入力し、完了まで進めてください。

プロバイダー選択時の注意

一度、LINE公式アカウントを管理するプロバイダーを選択すると、後から別のプロバイダーに変更したり、Messaging APIとの連携を解除したりすることはできません。

5. LINE Developersコンソールにログインする

作成したプロバイダーを選択し、チャネルが作成されたことを確認します。

以上でチャネルが作成され、Messaging APIを利用する準備ができました。続いて次のページで、ボットを作成するためにチャネルを設定していきます。

6. LINE Developersコンソールでの設定

チャネルアクセストークンを発行し、Webhook URLを設定します。チャネルアクセストークンは、ボットがMessaging APIを呼び出すために必要です。Webhook URLは、LINEプラットフォームからのWebhookペイロードをボットが受信するために必要です。設定が完了したら、LINE公式アカウントを友だち追加し、動作を確認します。

6−1 Webhook URLを設定する
  1. LINE Developersコンソールにログインし、Messaging APIのチャネルがあるプロバイダーをクリックします。
  2. Messaging APIのチャネルをクリックします。
  3. [Messaging API設定]タブをクリックします。
  4. [Webhook URL]の[編集]をクリックし、Webhook URL(LINEプラットフォームからボットにイベントを送信する際の送信先URL)を入力して、[更新]をクリックします。

フォームの送信内容をグループチャットに送信する場合、webhook.phpには下記のようなソースコードを設定します。そうするとLINEグループのIDをwebhook_log.txt で確認することができます。

<?php
// エラーレポートを有効化
error_reporting(E_ALL);
ini_set('display_errors', 1);

// Webhookデータを受信
$input = file_get_contents('php://input');
$events = json_decode($input, true);

// 受け取ったイベントデータをログに出力
file_put_contents('webhook_log.txt', print_r($events, true), FILE_APPEND);


// グループからのイベントか確認
if (isset($events['events'][0]['source']['type']) && $events['events'][0]['source']['type'] == 'group') {
    $groupId = $events['events'][0]['source']['groupId'];
    echo "グループID: " . $groupId;
} else {
    echo "グループイベントが検出されませんでした。";
}
?>
  1. [検証]をクリックします。設定したWebhook URLでWebhookイベントを受け取ると、「成功」と表示されます。
  2. [Webhookの利用]を有効にします。
6-2 LINE公式アカウントを友だち追加する

Messaging APIチャネルに紐づいたLINE公式アカウントをLINEアカウントに友だち追加しておくと、後で検証できます。LINE Developersコンソールの[Messaging API設定]タブにあるQRコードを読み込むと、簡単に追加できます。

まとめ

Messaging APIを導入すると、LINEアカウントを通じてリアルタイム通知を送信することができるようになります。上記の手順を参考に、LINE APIを利用した通知システムを構築してください。特に、Webhookの設定とアクセストークンの管理が重要となりますので、適切に設定を行い、必要に応じてテストを実施しましょう。

弊社ではLINE Notifyに代わる「Messaging API」を利用し、これまでと変わらずグループLINEへの通知設定をおこないます。

WordPressとLINE Notifyを連携されていた企業様は、是非一度ご相談ください。

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