【徹底比較】おすすめのCRMツール10選!機能や失敗しない選び方を解説

【徹底比較】おすすめのCRMツール10選!機能や失敗しない選び方を解説

こんにちは、BloomBase株式会社のブログ編集部です。

「クライアント(お客様)との関係をより良いものにしたい」

そのように考えているビジネスパーソンは決して少なくないでしょう。しかし、そのためにはCRMツールを取り入れることが重要です。

すでにCRMツールを使っていて、十分な成果を感じられていないというのであれば、ツールの変更を検討しても良いかも知れません。

この記事では、おすすめのツールを10個紹介します。それだけではなく、CRMツールを導入することでなにが期待できるのかについても解説します。

この記事をCRMツール選びの参考にしていただければ幸いです。

おすすめのCRMツール10選比較表|各社特徴も紹介

ここでは、おすすめのCRMツールを10個紹介します。まずは以下の比較表をチェックし、気になるCRMがあれば詳しく読んでみることをおすすめします。

CRMツール運用形態モバイル対応フォーム作成メール配信分析機能レポート作成
Zohoクラウド型
(アプリあり)
kintoneクラウド型
(アプリあり)
××
Salesforce Sales Cloudクラウド型
(アプリあり)
×
Freshsales Suiteクラウド型
(アプリあり)
Sansanクラウド型
(アプリあり)
×××
UPWARDクラウド型
(アプリあり)
××
formrunクラウド型
(アプリあり)
×
MoTeNASUクラウド型××
monday.comクラウド型
(アプリあり)
××××
HUBSPOT CRM
クラウド型

(アプリあり)

Zoho CRM

(出展元:「Zoho CRM」公式サイト)

Zoho CRMの特徴

Zoho CRM」は、Zoho Corporationが提供するクラウド型CRMツールです。世界中で250,000社以上が導入しています。

Zoho CRMには無料プランが用意されており、費用をかけずに使用することが可能です。無料プランで活用出来る機能には、以下のようなものがあります。

・見込み客管理
・連絡先管理
・取引先管理
・商談管理
・予定管理
・タスク管理
・通話ログ
・メモ
・ビュー
・メールテンプレート
・ファイル添付・共有・バージョン管理・レビュー
・ワークフロールール
・メール通知
・タスクアクション
・フォローアップルール
・Webフォーム(見込み客/連絡先)
・分析レポート

これだけ充実した機能を無料で使えるというのは、Zoho CRMの大きな魅力です。もちろん、有料版ならさらに多くの機能を活用することが可能です。4種類の料金プランが用意されているので、使い方や予算に合わせ、最も自社に合ったものを選びましょう。
※無料プランの場合、サポートが英語対応となります。

また、Zoho CRMは使いやすさにも優れています。

自社に合わせてデータ項目やタブをカスタマイズしたり、データ処理やプロセス設計を行ったりする必要がありますが、Zoho CRMではこれらをドラッグ&ドロップの直感的な操作で行うことができます。

利便性の高さもZoho CRMの強み。例えば、オフラインの状態でもデータの編集や追加が可能であり、オンラインに接続した際に自動的に同期されます。

さらに、Zoho CRM にZoho Finance スイートを統合することによって、売上や経費、サブスクリプションなどの情報を取得し、見積書の作成や請求書の発行・送付などをZoho CRM内で完結させることが可能です。

上記のようなコストパフォーマンスの高さや使いやすさによって、Zoho CRMは多くの企業に選ばれています。

Zoho CRMの主な機能

運用形態モバイル対応フォーム作成メール配信分析機能レポート作成
クラウド型
(アプリあり)

Zoho CRMの料金(税抜)

無料プラン無料トライアル初期費用月額
0円2,400円〜

Zoho CRMの口コミ

「カスタマイズは初心者でもやりやすい」
「コストパフォーマンスに優れたcrm」
「ZOHO CRMで顧客管理が簡単に」

Zoho CRMについてさらにくわしく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

Zoho CRMの機能・料金・選ばれる理由
Zoho CRMとWebフォームを連携し自動で顧客管理を実現する方法
Zohoを活用したマーケティングオートメーション

「Zoho CRM」は、手軽に始められる無料プランが用意されており、豊富な機能で多くの企業に支持されています。直感的な操作性やカスタマイズの柔軟性が高く、特にコストパフォーマンスを重視する企業におすすめです。

kintone

kintone

(出展元:「kintone」公式サイト)

kintoneの特徴

kintone」は、はサイボウズ株式会社が提供するCRMツールです。日本国内において30,000社以上の導入実績があります。

プログラミングの知識がなくても自社業務に合わせたシステムを作成できるのが強みで、思いついた業務改善をスピーディに実行することが可能です。

ITに強い人材が社内にいなくても使いこなせるというのは、kinetoneの大きな強みだと言えるでしょう

また、社員が登録した顧客や案件のデータをkintoneに集約して管理すれば、最新の情報をいつでも確認することができます。

kinetoneは使う人に優しいツールです。例えば、ドラッグ&ドロップで簡単にアプリを作成することができますし、変更履歴から前のバージョンに戻せる機能も備わっています。

売上や社員の仕事の工数などをワンクリックで可視化することもできるので、業務改善などにも活用することが可能です。

kintoneの主な機能

運用形態モバイル対応フォーム作成メール配信分析機能レポート作成
クラウド型
(アプリあり)
××

kintoneの料金(税抜)

無料プラン無料トライアル初期費用月額
×0円780円〜

kintoneの口コミ

「簡単情報共有をリアルタイムで」
「社内の事務作業を軽減するのに適しています」
「使いこなすにはある程度の知識や勉強が必要」

kintoneについてさらにくわしく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
【2023年版】Kintoneとは? 価格・できること【できないことも解説】

「kintone」は、プログラミング知識がなくても簡単にカスタマイズできるツールです。業務に合わせたシステム構築が可能で、情報共有や業務改善をスムーズに行えます。シンプルな操作性が魅力です。

Salesforce Sales Cloud

Salesforce

(出展元:「Salesforce Sales Cloud」公式サイト)

Salesforce Sales Cloudの特徴

Salesforce Sales Cloud」はアメリカに本社を構えるセールスフォースが提供しているCRMツールです。全世界で150,000社以上が導入しており、「FORTUNE 500」に名を連ねる大企業でも採用されています。

セールスに特化したAIを搭載しており、メールの生成や会話の分析などを行うことができます。予測AIと生成AIの2つが使えるので、営業サイクル全体で、CRMに蓄積された情報を有効に活用することが可能です。

さらに、通話内容の一部をもとに、顧客のインサイト(潜在的なニーズ)を抽出する機能も備わっており、これを活用することで、商談の質が大幅に向上することが期待されます。

運用するには一定の知識と経験が求められるので、ITに詳しいスタッフが必要な点に注意しましょう。

また、セールスフォース・ジャパン(セールスフォースの日本法人)が提供するSalesforce Essentialsは、10名までの小規模ライセンスで利用可能であり、通常版よりもコストが抑えられ、簡単に設定しアップグレードや製品の追加も容易です。

Salesforce Sales Cloudの主な機能

運用形態モバイル対応フォーム作成メール配信分析機能レポート作成
クラウド型
(アプリあり)
×

Salesforce Sales Cloudの料金(税抜)

無料プラン無料トライアル初期費用月額
××0円3,000円〜

Salesforce Sales Cloudの口コミ

「必須機能は標準機能で十分に利用可能」
「自社用に柔軟にカスタマイズができる」
「データ統合に最適」

「Salesforce Sales Cloud」は、セールスに特化したAI機能が搭載されているなど、顧客インサイトの抽出や営業プロセスの最適化を支援します。大企業から小規模ビジネスまで、幅広いニーズに対応可能ですが、導入にはIT知識が求められます。

Freshsales Suite

(出展元:「Freshsales Suite」公式サイト)

Freshsales Suiteの特徴

Freshsales Suite」はアメリカに本社を構えるフレッシュワークスが提供するCRMツールです。全世界で40,000社以上の導入実績があります。

低コストで様々な機能を活用できるのが大きな特徴で、完全無料のプランも用意されています。

AIを搭載しており、チャットボットの活用や顧客のスコアリング、ディール予測に基づくスケジュールの最適化などを行うことが可能です。

営業支援の機能も備えたCRMツールだと言えるでしょう。

有料のプランにも無料トライアル期間が設けられているので、お金をかけずに機能を試すことが可能です。

Freshsales Suiteの主な機能

運用形態モバイル対応フォーム作成メール配信分析機能レポート作成
クラウド型
(アプリあり)

Freshsales Suiteの料金(税抜)

無料プラン無料トライアル初期費用月額
2,400円〜

Freshsales Suiteの口コミ

「単独のCRMとしてで使うなら程よい費用対効果」

「Freshsales Suite」は、多機能なCRMツールで、チャットボットや顧客スコアリング、ディール予測を提供し、営業支援に特化しています。直感的な操作性が魅力で、効率的な営業活動をサポートするための使いやすいツールです。

Sansan

Sansan

(出展元:「Sansan」公式サイト)

Sansanの特徴

Sansan」はSansan株式会社が提供するCRM&営業DXツールです。契約件数は9,000件以上であり、営業DX市場において80%以上の高いシェアを占めています。

最大の特徴は、名刺管理を起点としたツールだということでしょう。

社員一人ひとりが管理している名刺を一元的に管理し、正確な顧客情報を会社全体で共有します。そうすることで、営業活動の効率化を期待することが可能です。

それだけではなく、100万件以上の最新の企業情報をデータベースに搭載しており、営業活動に活かせる様々な情報を入手することが可能となっています。

Sansanを使うには名刺を読み取るスキャナーをレンタルする必要があるので、その点には注意が必要です。

Sansanの主な機能

運用形態モバイル対応フォーム作成メール配信分析機能レポート作成
クラウド型
(アプリあり)
×××

Sansanの料金(税抜)

無料プラン無料トライアル初期費用月額
×5,500円〜

Sansanの口コミ

「とにかく使いやすい!使い続けたいツール!」
「サポートが良い!」
「マーケティングデータ有効活用」

「Sansan」は、名刺管理を起点に顧客情報を一元化し、営業活動を効率化するCRM&営業DXツールです。豊富な企業情報と役職者データベースを活用でき、特に人脈を重視する営業に効果的ですが名刺スキャナーの導入が必要です。

UPWARD

UPWARD

(出展元:「UPWARD」公式サイト)

UPWARDの特徴

UPWARD」はUPWARD株式会社が提供するCRM&営業支援ツールです。

外回りの営業をしている社員が使いやすいように、スマホやタブレットでもスムーズに使えるような仕様となっています。

これまでの営業活動を蓄積することはもちろんのこと、地図と営業活動履歴を連携することができるので、営業ルートを設定するのと同時に過去の営業活動履歴もチェックすることが可能となっています。

UPWARDを上手に活用すれば、営業活動を効率化することが期待できるでしょう。

UPWARDの主な機能

運用形態モバイル対応フォーム作成メール配信分析機能レポート作成
クラウド型
(アプリあり)
××

UPWARDの料金(税抜)

無料プラン無料トライアル初期費用月額
100,000円〜3,800円〜

UPWARDの口コミ

「営業活動の効率化に最適」
「操作性に優れており、セキュリティ面でも安心」

「UPWARD」は、外回り営業に特化したCRM&営業支援ツールで、モバイルデバイスでも使いやすい設計が特徴です。地図と営業履歴の連携により、効率的な営業ルート設定と活動履歴の把握が可能です。

formrun

(出展元:「formrun」公式サイト)

formrunの特徴

formrun」は株式会社ベーシックが提供するフォーム作成を起点にしたCRMツールです。

テンプレートを選んで項目を追加するだけで、簡単に高機能なフォームを作成することが可能です。

フォーム作成を簡略化し、業務の効率化を後押ししてくれるでしょう。

ひと目で対応状況が分かる一覧画面が用意されているので、全ての問い合わせを一括で管理することができます。

情報の外部出力については、ExcelやCSVダウンロードだけではなく、Googleスプレッドシートにも自動で出力することが可能です。

formrunの主な機能

運用形態モバイル対応フォーム作成メール配信分析機能レポート作成
クラウド型
(アプリあり)
×

formrunの料金(税抜)

無料プラン無料トライアル初期費用月額
0円3,880円〜

formrunの口コミ

「導入がスムーズで、簡単にフォームの作成ができました」
「コスパ最高PROFESSIONALプランがおすすめ」
「デザインがきれいで直感的に使えます」

「formrun」は、フォーム作成を起点としたCRMツールで、簡単に高機能なフォームを作成できます。問い合わせ管理を効率化し、Googleスプレッドシートなどへの自動出力機能も備えています。業務効率を向上させるための強力なサポートツールです。

MoTeNASU

MoTeNASU

(出展元:「MoTeNASU」公式サイト)

MoTeNASUの特徴

MOTENASU」は株式会社FIDが提供するMA(マーケティングオートメーション)搭載型のCRMツールです。MAとは、マーケティング業務を自動化して効率的に運用するシステムのことを指します。

専門的な知識がなくてもスムーズにマーケティング業務が行えるのが強みで、例えば「おもてなしフォーム」機能を活用すれば、簡単に会員登録フォームやお問合せフォームを作ることができます。

また、スコアリング機能を使えば、顧客の購入頻度や購入回数、1回あたりの購入金額などを点数で示し、どの顧客が自社にとって重要かを可視化することが可能です。

MoTeNASUの主な機能

運用形態モバイル対応フォーム作成メール配信分析機能レポート作成
クラウド型××

MoTeNASUの料金(税抜)

無料プラン無料トライアル初期費用月額
××300,000円100,000円〜

MoTeNASUの口コミ

「メール一斉自動送信機能が優れている」
「高機能な配信機能が良いです」

「MOTENASU」は、MA(マーケティングオートメーション)機能を搭載したCRMツールで、専門知識がなくても簡単にマーケティング業務を自動化できます。スコアリング機能で顧客の重要度を可視化し、効率的なマーケティングを行うことが可能です。

monday.com

monday.com

(出展元:「monday.com」公式サイト)

monday.comの特徴

monday.com」はイスラエルに本社を構えるmonday.comが提供するCRM&業務管理ツールです。

タスクやプロジェクトの管理を得意としており、例えば、プロジェクトの概要を視覚的に把握できるダッシュボードを作成することができます。このダッシュボードはカスタマイズ可能なので、自分たちが使いやすいようにアレンジすることができます。

200以上の外部ツールと連携することができるので、便利な機能を次々に取り入れ、バージョンアップさせながら使えるのが大きな魅力です。

monday.comの主な機能

運用形態モバイル対応フォーム作成メール配信分析機能レポート作成
クラウド型
(アプリあり)
××××

monday.comの料金(税抜)

無料プラン無料トライアル初期費用月額
0円〜

monday.comの口コミ

「非常に使い勝手のいいタスク管理ツール」
「タスク管理・プロジェクト管理の決定版」

「monday.com」は、視覚的にタスクやプロジェクトを管理できるCRM&業務管理ツールです。カスタマイズ可能なダッシュボードや200以上の外部ツールとの連携で、柔軟かつ効率的に業務を進めることができます。

HubSpot CRM

HUBSPOT CRM

(出展元:「HubSpot CRM」公式サイト)

HubSpot CRMの特徴

「HubSpot CRM」はアメリカに本社を構えるHubSpotが提供するサブスクリプション型CRMツールです。ドキュメント共有やミーティング予約、見積書の作成といった便利な機能を無料で活用できる点が大きな特徴です。

有料版では、カスタマーサービスとの連携が可能になり、より専門的なサポートを受けることもできます。扱えるデータの量も増えるので、複雑な業務を効率的に管理したい場合には有料版が推奨されます。

「Marketing Hub」や「Sales Hub」といった他の製品と組み合わせて使うことも可能で、それぞれの機能を組み合わせることによって、より大きな成果を期待することができるでしょう。

HubSpot CRMの主な機能

運用形態モバイル対応フォーム作成メール配信分析機能レポート作成
クラウド型
(アプリあり)

HubSpot CRMの料金(税抜)

無料プラン無料トライアル初期費用月額
0円〜

HubSpot CRMの口コミ

「手軽に利用が可能であり、ほとんどの機能を無料で利用することができます」
「顧客単位で状況やログを管理、セグメントをして、Eメール等のマーケティング活動につなげることができる」

「HubSpot CRM」は、使いやすいインターフェースと豊富な機能を兼ね備えたCRMツールで、ドキュメント共有やミーティング予約、見積書作成など、営業プロセスを効率化します。他のHubSpot製品と連携することで、統合的なマーケティングと営業活動が可能です。

CRMとは

そもそも、CRMとはどのような意味なのでしょうか。

CRMとは、Customer Relationship Management(カスタマー リレーションシップ マネジメント)の略称であり、「顧客関係管理」や「顧客関係性マネジメント」と訳されます。

今までは、営業担当者がそれぞれの顧客に対応していました。会社と顧客との関係は営業担当者個人に任せきりだったとも言えます。しかし、技術革新が進み、顧客管理の全てを人間が行う必要はなくなりました。

営業担当者に代わり、もしくは営業担当者をサポートする役割を果たすのがCRMツールです。

CRMツールの代表的な役割が顧客情報の管理です。

時代が進むにつれて顧客のニーズも多様化し、顧客一人ひとりが求めるものにきめ細かく対応する重要性が高まっています。そこで役に立つのが大量の顧客情報を適切に管理してくれるCRMツールとなります。

年齢や性別、購入の履歴などの顧客情報を細かく分析し、ニーズに合った製品やサービスを提供することで、会社に対する顧客の信頼が強化されます。

CRMツールは、顧客管理において必要不可欠な存在だと言えるでしょう。

おすすめのCRMの選び方とは

ここでは、CRMツールの選び方について解説します。

様々な会社がCRMツールを提供していますから「どれを選べば良いか分からない…」という状態になってしまっている方もいるでしょう。

しかし、しっかりとポイントを押さえれば、CRMツール選びは決して難しくありません。

実際に購入する前にご一読していただければ幸いです。

求めている機能が搭載されているか

まず自社のニーズを明確にしましょう。

  • どのような目標を達成したいのか
  • どのような機能が必要なのか

など考えます。

例えば、セールスプロセスの管理、顧客サポートの強化、マーケティングキャンペーンの追跡など、具体的な要件を把握しておくことが重要です。

CRMツールがこれらのニーズに合致しているかどうかを確認しましょう。

使いやすいか

そのCRMツールが使いやすいかどうかは、極めて重要な問題です。

いくら高機能なツールであったとしても、使いにくければその機能を活かすことはできません。

操作方法や画面の見方などを細かくチェックし、「どんな社員でも問題なく使えるかどうか」を事前に検証することをおすすめします。

外部ツールと連携可能か

どのような外部ツールと連携できるかは、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

CRMツールを外部ツールと連携することで、業務の効率化が進む可能性があります。例えば、メルマガ配信システムと連携できれば、CRMの顧客情報からセグメントを絞って一斉に配信することが可能になります。

既に自社で使用しているツールと連携できるCRMツールを選ぶことをおすすめします。

柔軟なカスタマイズが可能か

CRMツールは、カスタマイズ性と柔軟性が高いものをおすすめします。

自社の要件に合わせて、ワークフローやデータの項目を変更できるかどうかを確認しましょう。
また、業界やビジネスモデルに合った機能を追加できるかも重要です。

自社のビジネスに合わせて調整できるCRMツールを選びましょう。

利用を想定している端末で動くか

CRMツールには、パソコンでの使用を想定されたもの、スマートフォンやタブレットでの操作を想定されたもの、どちらの使用も想定されたものがあります。

どのような端末で利用するのかをはっきりさせておき、その端末での使用に適したCRMツールを選びましょう。例えば、主に外回りの営業が使用することを想定しているなら、スマートフォンでの操作に適したCRMツールが良いでしょう。

クラウドかオンプレミスか

CRMツールは、「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類に大別されます。

サービスそのものがインターネット上に存在し、ブラウザを通じてそれを活用するのがクラウド型。社内のサーバにサービスそのものがインストールされ、社員がそのサーバにアクセスすることでサービスが提供されるのがオンプレミス型です。

どのような場面でCRMツールを活用するのかを考え、クラウド型かオンプレミス型かを選びましょう。

外出先での使用を想定しているのであれば、クラウド型が適しています。

サポート体制は十分か

初めてのCRMツールを導入するという場合は、ベンダー(CRMツールを提供する会社)サポート体制をしっかりとチェックしておきましょう。

導入や運用に関する問い合わせにスピーディに対応してくれるか、CRMツールの定着促進に協力してくれるかなどがポイントです。

ベンダーが導入や設定のサポートなどを手厚く行ってくれるようであれば、速やかに定着することも期待できます。

無料版と有料版でサポート内容が大きく変わる場合もあるので、その点には注意が必要です。

セキュリティ対策は十分か

CRMツールを選ぶにあたって、セキュリティ対策を無視することはできません。

顧客の個人情報なども扱いますから、セキュリティ対策が万全なCRMツールを選ぶことをおすすめします。もしも顧客情報の流出などが起これば、会社の信用問題に発展してします。

事前にベンダーの不正アクセス・フィッシング対策などをチェックしておきましょう。多くの会社ではHPなどで「どのようなセキュリティ対策を行っているか」を公開しています。

機能に見合った費用になっているか

CRMツールの導入にはコストがかかるので、自社の予算に合っているかを確認しましょう。

ライセンス料やカスタマイズに関連する費用、そして将来的な拡張やアップグレードに伴うコストも考慮しましょう。

予算に合うコスト効果のあるCRMツールを選びましょう。

CRMツールの導入を成功させるポイント

ここでは、CRMツールの導入を成功させるポイントについて解説します。

事前にしっかりとポイントを押さえておけば、CRMツールの導入は決して難しくありません。

特に重要な3つのポイントについて詳しく説明していきます。

導入目的を明確にする

まずは、CRMツールを導入する目的をはっきりさせておきましょう。

導入の目的が明確になっていないと、単なるコストになりかねません。有料のCRMツールを使うのであれば、導入費や毎月の運用費などを合算すると、それなりの金額になる場合もあります。

「導入によってどんな課題を解決したいのか」をはっきりさせれば、どのようなCRMツールが必要なのかも見えてくるでしょう。

目的が営業活動の可視化なのか、業務の効率化なのかによって、必要なCRMツールは変わってきます。

全部門の業務プロセス・データ連携を見直す

次に、全部門の業務プロセスやデータ連携の見直しを行いましょう。

CRMツールを主に使うであろう部門だけではなく、全部門で行うことが重要です。同じ会社である以上、全ての部門はお互いに繋がりがあります。導入後に思わぬトラブルが発生することを防止する意味でも、全部門で業務プロセス・データ連携を見直しましょう。

例えば、売上拡大を目的にCRMツールを導入し、主に営業部門が活用していたとします。しかし、他部門がそのCRMツールを上手く活用できなければ、適切な営業支援などが行えません。

各部門内だけで最適化を目指しても、十分な成果をあげるのは難しいでしょう。

運用ルールを決める

事前に運用ルールを策定し、それを社内で展開しておくことは極めて重要です。

例えば、データの入力形式が定まっていなければ、せっかくのデータを活かすことはできないでしょう。苦労して集めたデータは蓄積されるだけで、営業活動などに活かされることはありません。

ベンダーに「どのようなルールを定めるべきか」を相談し、アドバイスをもとにルールを策定するのがおすすめです。

どれほど優れたCRMツールであっても、ルールが決まっていなければ無用の長物になってしまいます。

CRMのメリット・デメリット

CRMツール導入のメリット・デメリットを比較します。

CRMツール導入のメリット

  • 顧客情報を効率的に管理
  • マーケティングの改善

顧客情報を効率的に管理

CRMツールの導入により、顧客情報を効率的に管理できます。
顧客の連絡先情報や購買履歴を一元化し、簡単にアクセスできるようにすることで、迅速な対応やカスタマイズされたサービス提供が可能となります。

マーケティングの改善

CRMツールの導入により、マーケティング活動の改善が期待できます。
顧客の購買履歴や行動パターンに基づいたデータ分析を行い、絞り込んだターゲットにメッセージを作成できます。
これにより、マーケティングの精度が向上し、顧客への的確なアプローチが可能となります。

CRMツール導入のデメリット

  • コストがかかる

コストがかかる

CRMツールを導入する際、コストが課題となります。
初期費用と月額のランニングコストを負担しなければならず、また、現場の適応までに時間がかかることで、費用対効果を懸念することもあるでしょう。

CRMを導入する前にやるべきこと

CRMを導入する前にやるべきこととして、以下の手順をご確認ください。

手順1:目的とニーズの明確化

自社の目的やニーズを明確にし、CRM導入の目標を設定します。
顧客情報の一元管理や効率化などを具体的に考えます。

手順2:現状分析と意見収集

現行の業務プロセスを評価し、社内関係者の意見を集めます。
問題点や改善のための要件を把握し、CRM導入に向けた準備を進めます。

手順3:提供業者の選定

導入に適したパートナーを選びます。
機能やカスタマイズ性、サポート体制などを評価し、最適な提供業者を決めましょう。

CRM導入後の実際の効果

ここでは実際にCRMを導入したことで得られた効果を紹介します。

■観光業
複数の事業を行う中で、顧客情報や売上情報がバラバラのフォーマットで管理されていたため、管理業務に多くの時間が費やされていました。

そこでZoho CRMを導入し、売上集計や管理を効率化した結果、経理部で月20時間の業務時間を削減。また、顧客情報を一元管理できるようになり、営業部でも月10時間の業務時間削減に成功しました。この改善により、業務効率が大幅に向上し、従業員の負担も軽減されました。

■スクール業
資料請求者、生徒、入金、出席、成績管理を個別のエクセルで行い、データ確認に多くの時間がかかっていました。

Zoho CRMを導入した結果、これら全ての情報を一元管理できるようになり、大幅な業務効率化を実現。例えば、データ確認や整理に費やしていた時間が月に30時間削減され、管理精度も向上。これにより、運営スタッフの負担が軽減され、より重要な業務に時間を割けるようになりました。

■葬儀業
資料請求などの問い合わせに対して効果的なアプローチができずに課題を抱えていました。Zoho CRMを導入し、自動的に後追いができる仕組みを構築した結果、営業活動が大幅に効率化。

6ヶ月で200人以上の見込み客に自動アプローチを実現し、120万円の売上を達成しました。この自動化により、営業担当者の負担が軽減され、さらに多くの見込み客に対応することが可能になりました。

このように、CRMツールは業務効率化と売上の両方にアプローチ可能なソリューションということがわかります。

おすすめのCRMツールに関するよくある質問

ここでは、おすすめのCRMツールに関するよくある質問を紹介します。

CRMツール選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

有名なCRMツールベンダーは?

有名なCRMツールのベンダーとしては、以下のような会社が挙げられます。

①Salesforce
②SAP
③Oracle
④Microsoft
⑤Adobe

一度は名前を聞いたことがある会社も多いのではないでしょうか。しかし、有名なベンダーのCRMツールだから、どんな会社が使うのにも適しているとは限りません。上記の会社のCRMツールは大企業向けの側面が強く、必ずしも中小企業向きとはいえません。

中小企業であれば、HubspotやZohoといったベンダーを検討してみても良いでしょう。

CRMツールを日本語で何といいますか?

CRMとは「Customer Relationship Management(カスタマー リレーションシップ マネジメント)」の略ですから、そのまま翻訳して「顧客関係管理」といわれることが多いです。

最近ではCRMツールも一般的になってきたので、「CRM」といえば通じる場面も増えてきています。

まとめ

この記事では、おすすめのCRMツールを10個紹介し、それぞれの特徴について解説しました。また、CRMツールを導入する際のポイントや導入する前にやるべきことについても説明しています。

CRMツールを活用すれば、売上アップや業務の効率化を期待することができます。実際に、様々な企業が導入によって大きな成果をあげています。

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少しでもCRMに興味のある方は、ぜひBloomBaseのサイトを覗いてみてください。

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BloomBaseブログ編集部

BloomBaseブログの執筆・編集をしています。このブログではZohoを使った顧客管理や業務改善、マーケティングオートメーション、その他WEB制作に関することなど、WEB集客に悩んでいる方やDXを考えている方に向けて情報をお届けします。

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