【徹底解説】Zohoとは?サービス内容、機能、選ばれる理由などご紹介
- 最終更新日 2022.06.03
- #CRM・顧客管理
Zohoとは、Zoho社が提供するビジネスアプリケーションやそのサービス全般を指します。
顧客管理、メルマガ配信、財務管理、営業支援などの幅広い業務に対応したアプリケーションが50種類以上が提供されており、企業が必要とするほとんどの機能をZoho一つでまかなうことが出来ます。
日本では知名度はまだ低いかもしれませんが、全世界で見れば、25万社以上が導入しており、8000万人以上のユーザーが利用しているサービスとなっています。
導入している企業の多くは、自社の業務効率化や生産性を向上させることを目的にしていることからも、自社の業務効率化などを行いたい企業にとっておすすめのサービスと言えます。
Zohoで対応可能な業務内容
Zohoで対応可能な業務内容はこちら
カテゴリー | サービス名 | 業務内容 |
営業 | Zoho CRM Zoho Sign Zoho ContactManager Zoho SaleIQ | 顧客管理・営業支援 クラウドサイン 連絡先・取引先管理 チャット型Web接客 |
マーケティング | Zoho Marketing Automation Zoho Forms Zoho Social Zoho Survey Zoho Campaigns Zoho Sites Zoho Commerce Zoho PageSense Zoho Backstage | マーケティングオートメーション アンケート・フォーム作成 SNSマーケティング アンケート集計・顧客満足度調査 ナーチャリング・メルマガ配信 Webサイト作成(レスポンシブ対応) ECサイト管理 ヒートマップ・ABテスト イベント運営・管理 |
顧客サポート | Zoho Desk Zoho Assist | ヘルプデスク・カスタマーサポート リモートデスクトップ・遠隔サポート |
情報システム | Zoho BugTracker Zoho ServiceDesk Plus Zoho Mobile Device Management Zoho Site24x7 | バグ・課題管理 クラウド型IT運用管理 社用モバイル端末管理 Webサイト監視・アラート |
データ分析 | Zoho Analytics | BIツール・ビジネスレポート |
経理 | Zoho Books Zoho Inventory Zoho Expense Zoho Invoice Zoho Subscriptions Zoho Checkout | 会計・請求管理 商品・在庫管理 経費申請・管理 請求書発行・管理 定期請求管理 オンライン決済 |
コミュニケーション | Zoho Mail Zoho Connect Zoho Cliq | メール 社内SNS ビジネスチャット |
ドキュメント | Zoho Docs Zoho Writer Zoho Sheet Zoho Show Zoho ShowTime Zoho Office Integrator | ファイル共有・ストレージ 文書作成・管理 表計算 スライド作成・管理 プレゼン配信 ドキュメントシステムビルトインツール |
デベロップ | Zoho Creator Zoho Flow Zoho Orchestly | カスタム業務アプリ作成 各種プロダクト連携 ワークフロー管理プラットフォーム |
人事・採用 | Zoho Recruit Zoho People Zoho Workerly Zoho BackToWork | 採用管理 人事・勤怠・工数管理 人材派遣管理 職場における従業員の安全確保 |
その他 | Zoho Projects Zoho Sprints Zoho Vault Zoho Wiki Zoho Notebook | タスク・プロジェクト管理 アジャイル管理 パスワードの管理・共有 マニュアル作成システム メモ・ノートアプリ |
参照元:Zoho HP
人気のおすすめツール紹介
上記ではZohoで対応可能な業務範囲について触れましたが、ここではZohoの中でも人気ツールについてご紹介します。
Zoho CRM
Zoho CRMは、SFA(営業支援)機能付きの顧客管理ツールです。
顧客情報や購買履歴、商談情報などを一元管理することが可能になる他、セールスパイプライン(営業プロセス)の可視化やタスク管理機能により、営業活動の進捗状況を把握しやすくなります。
Zoho CRMについては下記の章でもご紹介しておりますので、そちらを確認ください!!
Zoho campaigns
Zoho Campaignsは、手軽に低コストでメルマガや一斉メールの配信ができるツールです。
Zoho Campaignsを活用することで、メール配信の効果を最大化し、スムーズな顧客管理と営業活動を実現可能です。
具体的には、メール配信、ステップメールや自動配信機能が備わっており、見込み客への効率的なフォローアップを実現することが可能です。
配信したメールの開封率などの配信結果を詳細に確認できるため、メールの反応や効果を把握しながら配信を継続することができます。
CRM(顧客管理ツール)との連携により、顧客データの同期が行われ、配信リストを瞬時に調整することもできるので、効率よくメールマーケティングを実施することが可能です。
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Zoho SalesIQ
Zoho SalesIQは、Webトラッキングを中心にしたツールです。
SalesIQを導入すると、Webサイト上で訪問者がどのページを見たか、どのボタンをクリックしたかなどの行動データがリアルタイムで把握することが可能になります。
また、このWebトラッキング情報を活用することで、顧客の興味やニーズを理解し、個別の対応ができるようになり、リアルタイムチャット機能を通じて、訪問者との直接的なコミュニケーションを迅速に開始することも可能です。
このようにZoho SalesIQを活用することで、Webトラッキングを通じて顧客の行動やニーズを把握し、効果的な顧客対応を実現することができます。
Zoho CRM とは?
CRMとは、企業や組織が顧客との関係を構築・管理するための手法やプロセスを指します。
顧客情報の収集・分析、コミュニケーションの改善、営業活動の効率化などを通じて、顧客との関係を強化し、顧客満足度の向上やビジネスの成果を最大化することを目指します。
具体的には、CRMでは顧客のデータベースを作成し、顧客の詳細情報や過去の取引履歴を管理します。
これにより、顧客の好みや需要パターンを把握し、よりパーソナライズされたサービスや製品提供が可能となり、これまでと比較して効率のよい営業アプローチができるようになります。
Zoho CRMにはCRMの機能はもちろんのこと、SFA(Sales Force Automation)機能も含まれており、見積もり作成やスケジュール管理などの営業業務の自動化も実現することできます。
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【徹底解説】Zoho CRMとは!?機能・料金・選ばれる理由などご紹介
Zoho CRMの機能やコスト、選ばれる理由、導入STEPなど徹底的に紹介します。Zoho CRMを活用して顧客管理、営業の効率化を目指したい方には必見です。
CRMのメリットとは?
CRMを導入することのメリットをご紹介します。
顧客情報の一元管理
CRMは顧客データベースを提供し、顧客の詳細情報や取引履歴を一元管理します。これにより、顧客に関する情報が散在せず、営業担当者やカスタマーサービス担当者が必要な情報に簡単にアクセスできます。
顧客満足度の向上
CRMは個別の顧客の好みやニーズを把握し、よりパーソナライズされたサービスや製品提供が可能となります。顧客の要求や問題にスピーディに対応し、良好な顧客体験を提供することで顧客満足度を向上させます。
社内での情報共有の強化
CRMは複数のチームメンバーが顧客情報を共有し、コラボレーションを促進するための機能を提供します。情報共有やタスクの割り当て、コミュニケーションの追跡などが円滑に行えるため、チーム全体での効果的な業務遂行が可能となります。
SFAのメリットとは?
SFA(Sales Force Automation)は、営業活動の自動化を支援するソフトウェアやツールのことを指します。
SFAは営業担当者の業務を効率化し、営業プロセス全体をサポートを行い、SFAを導入することで、見積もり作成、注文処理、契約管理、顧客情報管理などの業務を自動化することが可能になります。
SFAの導入メリットとしては下記のようなことが挙げられます。
営業プロセスの効率化
SFAは営業活動の自動化を支援し、タスクの自動化やワークフローの改善により、営業担当者の生産性を向上させます。
見込み顧客の追跡や営業タスクのスケジュール管理などの機能により、営業担当者は重要な活動に集中し、効果的な営業活動を展開することができます。
データ分析と洞察の提供
SFAは営業データの収集と分析を支援します。
売上予測やパフォーマンスの追跡、見込み顧客の優先順位付けなどに基づいて、営業戦略やリソースの最適化が可能となります。
営業担当者や管理者はデータに基づいた意思決定を行い、営業結果の向上に寄与することができます。
Zoho CRMが選ばれる理由
導入のしやすさ
Zoho CRMは、低コストで利用できるため、予算に優しい選択肢となります。
また、エクセルやスプレッドシート、他社のCRMツールからのデータ移行も簡単に行えるため、既存のデータをスムーズにZoho CRMに移行することができます。
これにより、他のCRMツールと比較すると手間や時間をかけずに早期に運用を開始できます。
使いやすさ
Zoho CRMは、直感的で分かりやすいインターフェースを提供しており、初めてCRMを利用する方でも迅速に操作できます。
さらに、営業目標や販売戦略の変更に合わせて、Zoho CRMを柔軟にカスタマイズすることができます。このため、導入後の定着率が高く、長期的な運用が可能です。
またZoho CRMは、企業の独自のニーズや要件に合わせたカスタムフィールド、ワークフロー、レポートなどを追加・調整できるため、Zoho CRMは事業の成長や変化に合わせて適応し、持続的な価値を提供することができます。
自動化で営業活動をアシスト
Zoho CRMは、レポートの作成やフォローアップメールの送信などの業務を自動化することにより、営業担当者が定型業務に費やす時間を劇的に減らし、その代わりに営業アプローチに真剣に取り組むことができる環境を整えます。
その結果、営業担当者は、繰り返しのタスクや手作業から解放され、重要なビジネス活動に時間とエネルギーを注ぐことができます。
自動化されたプロセスにより、営業担当者は効率的に情報を収集し、洞察を得ることができます。このような効果的な時間管理とデータ駆動のアプローチにより、Zoho CRMは営業チームの生産性と成果を最大化します。
Zoho CRMで実現可能なMAとは?
MA(Marketing Automation)は、マーケティングプロセスを自動化するための技術やツールのことを指します。
MAを活用することで、マーケティング活動の効率性や効果を向上させることができます。
MAの主な機能としては、自動メール送信や自動追跡、ターゲットセグメンテーション、レポート作成などがありますが、これにより労力のかかる繰り返しの作業を自動化し、時間とリソースを節約することができます。
MAのメリット
マーケティング活動を効率化できる
MA(Marketing Automation)を導入することで、リードジェネレーション(リードの獲得)から、リードナーチャリング(リードの育成)、リードクオリフィケーション(リードの評価)など商談機会の創出までのマーケティング活動を自動化・効率化できます。
MAを使えば、自社webサイトのフォームから送信された顧客情報の一元管理を自動ですることが可能です。
さらに、リードナーチャリングでは、顧客の属性やニーズに応じた適切なアプローチが効果的ですが、MAを導入すれば、そのようなアプローチのリードナーチャリングも自動化することができます。
また、リードクオリフィケーションでは、顧客が自社へどのレベルで興味を持っているかをリードスコアリング機能を活用して判断することができるなど、MAの導入によりマーケティング活動の工数を削減し、効率化できます。
マーケティングプロセスの可視化できる
MA(Marketing Automation)の導入により、マーケティングプロセスを可視化することができます。
MAを活用することで、顧客情報を社内で一元管理し、「誰に」、「いつ」、「どのような」アプローチを行い、その結果や効果を確認することが可能です。
プロセスの可視化により、見込み客の特定や顧客の優先度に基づいたアクションを適切なタイミングで行うことができ、営業のアプローチが最適化され、営業生産性が向上します。
また、MAには分析レポートの機能もあり、各プロセスのデータを抽出して「案件化率」「商談化率」「受注率」といった指標を把握することも可能です。
近年では、インターネットの普及により、見込み客の購買行動プロセスは複雑化しているため、1人の担当者が全てを把握するのは困難ですが、MAを活用することで業務を自動化することで、限られた時間を効果的に活用し、効果の高い施策に取り組むことが可能となります。
ZohoでのMAがおすすめな理由
ZohoのMAは柔軟なカスタマイズ性を備えており、自社のマーケティングプロセスに合わせてワークフローやルールを設定し、自動化を実現することができます。
また、豊富なテンプレートやツールも提供されており、簡単にキャンペーンを作成・実行することができます。
さらに、ZohoのMAは低コストです。月額料金も他のMAツールと比較して安価になっているため。小規模なビジネスや予算の限られた企業にとって、手頃な価格でMAを導入し、効果的なマーケティング活動を展開することができます。
Zohoの導入がおすすめの企業
中小企業・ベンチャー企業
低価格で利用可能なZohoは、中小企業やベンチャー企業のような資金が限られているユーザーとの相性がいいです。最初は必要最低限のアプリケーションから活用し、事業が拡大してから別の必要なアプリケーションを追加で導入することも出来る利点があります。
DX化を始めたい企業
DX化などこれからの時代に適応するために新しく顧客管理やマーケティング、リモートワークを始めたい企業も少なくないと思います。どのシステムを導入すればいいのか分らない方でも、Zohoでは様々な業務に合わせたパッケージ製品があるため、必要な業務のパッケージだけを導入すれば問題ないという特徴があります。
さらに無料お試し期間を利用して、上手く活用できるかなどの不安を取り除くために、使い安さを確認してから導入をすることも可能です。
利用するシステムをひとつにまとめたい企業
Zohoの特徴としてアプリケーション数の多さがあり、特定の業務にあわせてパッケージ化された製品も提供しています。パッケージ製品であるZoho Oneを活用すれば全アプリが利用可能になり、全ての業務システムをZohoだけで一括連携をすることが可能になります。
すでに別のシステムを導入している企業
Zohoはアプリケーション間を連携することで簡単に拡張をすることが可能です。また、Zoho CRMでは300以上の様々なビジネス用アプリと連携ができます。
拡張性・柔軟性に優れたシステムなので、すでにメールシステムなどを導入していても、連携が可能なアプリであれば、それらを使いながらZohoも上手く活用できます。
既存システム・業務フローが既にある企業でも、それらを崩すことなくZohoの必要なアプリだけを導入しカスタマイズすることで、さらに業務の効率化・自動化を実現することが可能になります。
まとめ
Zohoは、Zoho社が提供するビジネスアプリケーションやサービス全般を指し、顧客管理やメルマガ配信、財務管理、営業支援など50種類以上のアプリケーションが提供されております。
その中でも、Zoho CRMは、効率的な顧客管理と営業支援を実現する優れたツールであり、中小企業やベンチャー企業、DX化を進めたい企業にもおすすめです。
弊社は、IT導入補助金2023年のIT事業者として認定されおり、補助金の申請手続きからサポートまで対応いたします。
Zohoを導入する際には、補助金を活用することができますのでご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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BloomBaseブログの執筆・編集をしています。このブログではZohoを使った顧客管理や業務改善、マーケティングオートメーション、その他WEB制作に関することなど、WEB集客に悩んでいる方やDXを考えている方に向けて情報をお届けします。